幼稚園の勘違いパパにうんざりした話.4
どこかで話を聞き付け、幹事ママに頼み込んで、ママたちの飲み会にまで一人でやって来たAちゃんパパは…。
入って来るなり、キョロキョロと品定めするかのようにママたちを見回し。
お気に入りのBママや、盛り上げ上手だったり、優しくて聞き上手のママたちがいる席に近寄りました。
人気のママたちなので、席は既にいっぱいだったのですが。
座敷席だったのをいいことに、僅かなスペースを見つけ、ドッカリと座り込んでしまったのです。
そしてその後は、ニコニコしながらも自分では全く動こうとしないAちゃんパパのために、
結局近くのママたちが気を使って席をあけ、お酒を注文したり、料理を取り分けたり、
会話を盛り上げたり…。
場の雰囲気を壊さないためのママたちの好意を、当然のように受け取って、自分からは何もせず、ただ甘えているAちゃんパパが、たまらなく気持ち悪かったことを覚えています。
結局その日の飲み会は、一次会で解散。
Aちゃんパパは帰りたくなさそうにしていましたが、そそくさと家路を急ぐママたちに、「また集まりたいですねー」を連発していました。
個人的にはもう顔も見たくないくらいAちゃんパパに嫌気がさしていましたが、
この後、意外な人物の出現で、Aちゃんパパとの関係が変わることになったのです。